2017年4月4日火曜日

パラブーツ・シャンボードのお手入れ方法(NOIR)

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Parabootパラブーツがやっぱり好きです。
雨の日は黒のシャンボードにしています。黒の方が雨をはじくような気がするからですが、そんなことはないと思います。
黒はビジネスシーンでも大活躍です。汎用性が高い。
マットな感じでも素敵なのですが、ポリッシュして輝きを出すと素敵なシャンボードになります。 さて、長く使うためには定期的なメンテナンスが欠かせません。今回は、所有するパラブーツ、シャンボードのメンテナンス方法を伝授いたしましょう。


今回の対象は、黒ノアールのシャンボード。
これは10年は履き続けいていますでしょうか。

某オークションサイトで18000円で入手し、ソウルとタグも交換して愛用しています。




では、このシャンボードのメンテナンス方法を紹介します。
(1)クリーニングオイルで古いクリームを落とす かなり汚れて古いクリームが残っている場合は、パラブーツ純正のクリーニングオイルで汚れを落とす必要があります。毎回ではなく、1年に一度くらいの割合で利用しています。




汚れを落としたら、約半日は乾燥させるために寝かします。すぐにクリームを塗るとノリが悪いので、じっくり待ちましょう。理想としては1日置くのがよいと思います。

さて、これからメンテナンスをしますが、どうしてもタグが汚れてしまいます。タグにクリームがつくとなかなか落とせないですので、あらかじめマスキングテープなどでタグ部分を覆っておきます。こうすることで、タグに汚れがつくことを防ぎます。



(2)シュークリームはもちろんパラブーツ純正品
準備ができたら、クリームをまんべんなく塗っていきます。
クリームはもちろんパラブーツ純正を利用。この黒の靴には「NOIR」という明るいクリームを使っています。


今回はこのまま使えましたが、さらに固まってしまっていた場合はどうしたらよいか知っていますか?

青山のショップに電話をしてきいたところ、「水を入れてかき混ぜて柔らかくしてください」とのことでした。水です。決して油性のものではないのです。このクリームは水分を多く含んでいるので水で調整可能とのことです。固まって使えない場合も、水を含ませて復活させることができるのです。塗りづらくなった場合は、是非お試しください。


(3)ブラシでクリームを塗りつける
さて、クリームを塗りつけるオススメのブラシは歯ブラシ大の靴専用ブラシ。これは無印商品で購入したものです。あまり柔らかいと毛が曲がってしまい、十分にクリームを刷り込めないため、ほどほどの硬さのブラシがオススメです。

ブラシでクリームをすくい取り、まんべんなく塗りこんでいきます。

あまり大量にぬると乾いたときに色合いにムラができますので、できるだけ薄く刷り込んでいきます。

傷などで色がはげているところは、念入りに刷り込みます。
そうして全体をくまなく塗って終了。

マットな感じのシャンボードとなります。







(4)クリームを拭き取る
塗りつけが完了したら、拭き取りです。ポリッシュ用の布が最適ですが、わたしはまずはタオル地の布で拭き取ります。力を入れて拭き取ります。

とにかくゴシゴシ拭き取ります。

(5)磨く
そうして磨きの工程です。これもポリッシュ布が最適ですが、わたしの場合はタオル地の布で引き続き力をいれて磨き上げます。




(6)ブラッシングで仕上げ
そうして最後の仕上げはブラッシングです。硬めのブラシでごしごしと、あまったクリーム分を取り除くために磨き上げます。この工程でかなり輝きが出ます。


いかがでしょうか。

青山のパラブーツショップでは、購入者へのサービスとして、毎年「ポリッシュフェアー」として靴を無料で磨いてくれるサービスを行っています。どれだけ素晴らしくなって戻ってくるのだろう、と期待しましたが、そんなに綺麗になって戻ってくることはありませんでした。2週間も預けてしまうためもうやめてしまいましたが、日頃メンテナンスをしていない人にはよいサービスでしょう。もっとも、パラブーツを購入するような人は、靴を大切にし、愛しているひとでしょうけど。

2017年3月12日日曜日

パラブーツ シャンボードのお手入れ(MARRON MOYAN)

Paraboot Chambord(パラブーツ シャンボード)のお手入れです。 本日はMARRON MOYANのお手入れ。 明るいブラウンのため、ちょっとぶつけるとすぐに傷がついて目立ちますね。 お手入れは、シュークリームの塗布、傷で色落ちがひどいところはブラシで念入りにクリームをすりこみます。 そしてあとはひたすらポリッシュ。ポリッシュのあとは、ブラシによるブラッシングで残ったクリーム分を落とします。 このブラッシングは、毛がまがるまでかなり力をいれています。このことにより、より磨きと輝きが出ます。 <お手入れ前> とくにかかと部分に傷がついてしまいます。 P3120182.JPG P3120184.JPG P3120180.JPG P3120181.JPG P3120183.JPG P3120179.JPG P3120187.JPG P3120186.JPG P3120185.JPG <とくにかかとがやはり傷ついてしまいます> P3120189.JPG P3120190.JPG P3120193.JPG P3120192.JPG P3120191.JPG P3120194.JPG P3120198.JPG <ここからメンテナンス開始です。ブラシで丁寧に塗りつけます> P3120199.JPG P3120200.JPG P3120204.JPG P3120202.JPG P3120201.JPG P3120203.JPG <最後にブラシで念入りにクリーム分を落とします> P3120205.JPG P3120207.JPG P3120208.JPG P3120206.JPG P3120211.JPG P3120207.JPG P3120212.JPG P3120208.JPG P3120210.JPG <輝きが戻りました> P3120209.JPG P3120213.JPG P3120214.JPG

2017年2月25日土曜日

パラブーツ・シャンボードのお手入れ方法(ブラウン MARRON FONCE)

 今回のParabootパラブーツのお手入れは、ダークブラウンのシャンボードです。



【動画】パラブーツ・シャンボードのお手入れ方法
 このモデルは、7、8年前に、たしか二子玉川の高島屋に設けられたParabootの季節限定店で購入しました。それは、当時の青山骨董通りのParabootの対応があまりにも残念だったためです。

 当時、青山店にオールソウル交換のために、大切に使用していた保存用ケースに入れて修理出しました。しかし予定期日になっても連絡がこない。こちらから電話するとあわてて対応したようで、さらに1週間ほど待たされました。さらに、楽しみに開けてみると、持参した箱ではなく、ただの段ボールにはいって返送された…。

 また、同じ頃、靴紐を3種類購入して家に帰ってみると、長さが違うものがまざっていた。電話でその旨伝えて郵送で送り返したら、郵便代の返金もなく、お詫びもなく、ただ代替の紐のみが送られてきた…。


 さらに、別のときの修理時に「タグも交換してほしい」と聞いたところ、「タグの交換はできない。みなさん汚れるとハサミで切り取っていますよ〜」と平然と言われて諦めましたが、いろいろと調べるとタグの交換もできるというのがわかった…。とあまりにもひどいことが続いたため、しばらくは青山店を利用しなくなりました。

 しかし、最近の青山店はとても素晴らしい対応をしてくれますから安心してください。ただ、メンテナンス時に箱を持参するのはやめておいたほうが無難かもしれません。また、タグの交換もきちんと対応してくれます。

 横に逸れました。さて、このブラウンのシャンボードは、ソウルの全交換を1回しています。ではこのシャンボードのメンテナンス方法を紹介します。



(1)クリーニングオイルで古いクリームを落とす
この色のシャンボードは、汚れがあまり目立ちません。そのため古いクリームが残っていてもあまり目立たないのですが、1年に一度の頻度で、パラブーツ純正のクリーニングオイルで汚れを落しています。




 汚れを落としたら、約半日は乾燥させるために寝かします。すぐにクリームを塗るとノリが悪いので、じっくり待ちましょう。理想としては1日置くのがよいと思います。

 さて、これからメンテナンスをしますが、どうしてもタグが汚れてしまいます。タグにクリームがつくとなかなか落とせないですので、あらかじめマスキングテープなどでタグ部分を覆っておきます。こうすることで、タグに汚れがつくことを防ぎます。


(2)シュークリームはもちろんパラブーツ純正品
準備ができたら、クリームをまんべんなく塗っていきます。
 クリームはもちろんパラブーツ純正を利用。このダークブラウンの靴には「MARRON FONCE」というクリームを使っています。



(3)ブラシでクリームを塗りつける
 さて、クリームを塗りつけるオススメのブラシは歯ブラシ大の靴専用ブラシ。これは無印商品で購入したものです。あまり柔らかいと毛が曲がってしまい、十分にクリームを刷り込めないため、ほどほどの硬さのブラシがオススメです。

色ごとに用意します
ブラシでクリームをすくい取り、まんべんなく塗りこんでいきます。


傷などで色がはげているところは、念入りに刷り込みます。
そうして全体をくまなく塗って終了。


(4)クリームを拭き取る
 塗りつけが完了したら、拭き取りです。ポリッシュ用の布が最適ですが、わたしはまずはタオル地の布で拭き取ります。力を入れて拭き取ります。


とにかくゴシゴシ拭き取ります。

(5)磨く
 そうして磨きの工程です。これもポリッシュ布が最適ですが、わたしの場合はタオル地の布で引き続き力をいれて磨き上げます。


 (6)ブラッシングで仕上げ
 そうして最後の仕上げはブラッシングです。硬めのブラシでごしごしと、あまったクリーム分を取り除くために磨き上げます。この工程でかなり輝きが出ます。

色によってブラシは使い分けます




では、次回は、黒(Noir)のシャンボードのメンテナンスを紹介します。